ゴキブログ一覧
2016 .2.29
ワモンゴキブリの白色眼
White-Eyed Mutant in Periplaneta americana
現在,累代飼育されているワモンゴキブリの白色眼は,Jefferson(1958)で捕獲された個体だと思われる.
その報告によると,ワモンゴキブリの白色眼突然変異体が発見された場所は,炭鉱に掘られた坑道内であった.
炭鉱内の複数の坑道に生息していたが,白色眼突然変異個体は1つだけに生息しており,発現率は5%に及ぶとしている.
が,この個体群は中々増えない.
現在は,かろうじて1卵鞘程が孵化して,幼虫が育っている.
2016 .2.26
Drymaplaneta semivitta脱皮
Ecdysis of a Drymaplaneta semivitta
バックがオレンジだとなんか華やか.
2016 .2.25
ワモンゴキブリ喉渇いた
Thirsty Periplaneta americana
水を切らして結構時間が経過していたのだろうか?
給水したら飲む.飲む.
よっぽど喉が渇いていたのだろう.
水は重要ですね.
2016 .2.24
小笠原その4
Ogasawara 4
最終日は天気も良くなり,三日月山へ.
やっとグリーンアノールの写真を取ることができました.
全部♀.
真っ赤に色付いているヤシの種?
おが丸.
恒例の見送り.
今回で父島は13回目となりましたが,いつ来ても新しい発見がある場所です.
2016 .2.23
小笠原その3
Ogasawara 3
母島日帰り.
しかし,海は荒れており天気も曇り時々雨でした.
乗ってきたははじま丸も,6月で引退するそうで,おが丸同様私が乗船するのはこれが最後となります.
新夕日ヶ丘のアノールフェンス.
保護色の茶トラップが,アノール捕獲につけられています.
雨のため,アフリカマイマイも活発に活動しています.
ウスカワマイマイ.
これも外来種.
北小学校の跡地.
ジャングルになっているのですが,写真では今一状況が伝わらない.
人を入れたら何となくジャングル様がわかるような.
港で船を待っている間,前回着たときにオガトカを見つけた場所に行くと,色の変なオガサワラヤモリがいた.
何となく不気味な表情.
写真を撮った後,捕まえてみると脱皮中.
本渡島で,最初で最後のヤモリでした.
2016 .2.22
小笠原その2
Ogasawara 2
今回の小笠原は2月とあって,生き物は少なく,また,スケジュールがつまっており,ゴキブリの探索も出来なかった.
ので,植物中心に.
この時期でしか見ることの出来ないものもいくつかあると思う.
ヤシの種.
実というほど大きくなく,種といった大きさ.
色付くまでの変化が混ざり結構目立って綺麗だった.
お馴染みタコの実.
ネズミかオオコウモリに齧られ豚の鼻(人顔)状になっている.
ハカラメの花.
ムニンシラガゴケ.
標識がつけてあり,初めて知りましたが綺麗なコケです.
デイゴの花.
この花は個人的に好きです.
月桃の花.
久しぶりに食べた亀の煮込み.
同行した中で,私以外は誰も食べてくれませんでした.
おかげで,独り占めできましたが.
私は,小笠原で一押しの料理だと思っています.
本当に美味しかった.
ご馳走様でした.
以前は,亀缶があったのですが,工場が津波で流され,目途が立っていないと聞きました.
2016 .2.22
小笠原その2
Ogasawara 2
今回の小笠原は2月とあって,生き物は少なく,また,スケジュールがつまっており,ゴキブリの探索も出来なかった.
ので,植物中心に.
この時期でしか見ることの出来ないものもいくつかあると思う.
ヤシの種.
実というほど大きくなく,種といった大きさ.
色付くまでの変化が混ざり結構目立って綺麗だった.
お馴染みタコの実.
ネズミかオオコウモリに齧られ豚の鼻(人顔)状になっている.
ハカラメの花.
ムニンシラガゴケ.
標識がつけてあり,初めて知りましたが綺麗なコケです.
デイゴの花.
この花は個人的に好きです.
月桃の花.
久しぶりに食べた亀の煮込み.
同行した中で,私以外は誰も食べてくれませんでした.
おかげで,独り占めできましたが.
私は,小笠原で一押しの料理だと思っています.
本当に美味しかった.
ご馳走様でした.
以前は,亀缶があったのですが,工場が津波で流され,目途が立っていないと聞きました.
2016 .2.18
おがさわら丸
Ogasawara Maru
小笠原に向かっています.
おが丸もこの夏に引退し,新造船にバトンタッチします.
次回乗るときは,24時間で到着する予定です.
今まで撮ったことのなかった場所も記念に撮りました.
トイレ.
近年はウォシュレットになり,快適になりました.
ただ,座面の高さが若干高い.
海外からの観光客用ではないかと思うのだが,確認したことはない.
室内.
煙突.
食堂.
補修を重ねた外灯.
味があります.
2016 .2.17
BN
BN
ビデオの撮影でドブネズミ役を演じてもらいました.
はじめてみる下界に遁走するかと警戒しましたが,何のことはないラットでした.
しかし,中々の演技力だと思います.
おっと.
逃げたフリ.
2016 .2.16
スズキゴキブリの終齢幼虫
Last instar larva of the Periplaneta suzukii
腹端に尾突起があるので♂ですね.
こちら不明.
幼虫の特徴として,体色は全体が明るい茶色をしており,腹短部が濃茶褐色となる.
スズキゴキブリが生息する地域で,間違えやすいのがキチャバネゴキブリの幼虫.
こちらは,体色が黄色となり,腹端部の濃い色は発現しない.
2016 .2.15
脱毛ネズミのその後
The hair less roof rat afterwards
粘着シートからの生還の道は長い.
約半月後.
約一月後.
こちらは,後は毛が生えてくるのを待つだけ.
雌だったので,妊娠していれば一気に子供が取れたのだが,その様子はなかった.
2016 .2.12
ウルシゴキブリ床換え
Cleaning of the breeding case of the Periplaneta japanna
野外種にしては丈夫で飼い易い.
しかし,大型で熱帯種なので成長が早い.
成虫寿命も短い気がする.
そのため,あっという間に死骸の山.
また,過去の苦い経験で,イエゴキブリで起きた幼虫死亡多発状態が本種でも確認され,一度死滅したことがあった.
そのため,数のコントロールと,清掃はワモンなどに比べると気を使っている.
元気個体の引越し.
完成.
漆黒の幼虫.
2016 .2.10
Eurycotis opaca 復調
Recovery of the Eurycotis opaca
最後の1ペアから何とか幼虫が出て成長してきました.
どうやらこれがEurycotis opaca のようです.
2016 .2.9
Elliptorhina davidi不調
Bad condition of the Elliptorhina davidi
他のマダガスカル産ゴキブリは,全て順調に増えているが,本種だけは低数維持.
いろいろやってはいる様子.
産んでいないかといえばそうではなく,このように幼虫もいる.
皆さんのトコではいかがでしょう.
2016 .2.8
都市有害生物管理学会
The 37th Society of Urban Pest Management, Japan meeting
先週末,慶應義塾大学にて年次大会が開催され参加してきた.
あいにく写真を撮り忘れたので,私の発表したネッタイトコジラミの話でも.
巷で問題になっているトコジラミは,いまや珍しい生き物ではなくなっている.
それに近い種で,形態が良く似たネッタイトコジラミCimex hemipterusという種がいる.
写真左.
右2個体はトコジラミ.
この種は,熱帯地方に多く見られ,日本国内では南西諸島に生息するとされている.
しかし,日本におけるネッタイトコジラミの記録はほとんど存在しない.
そこで,沖縄県で捕獲されたトコジラミを調べたら,ネッタイトコジラミが含まれていた.
見分ける違いは前胸背板の形態.
これはネッタイトコジラミだが,前胸背板の側縁が広がりがない.
それに比べ,このトコジラミは,薄く広がっている.
それと,側縁の立毛がネッタイは立っているが,トコは寝ているのが特徴.
2016 .2.8
都市有害生物管理学会
The 37th Society of Urban Pest Management, Japan meeting
先週末,慶應義塾大学にて年次大会が開催され参加してきた.
あいにく写真を撮り忘れたので,私の発表したネッタイトコジラミの話でも.
巷で問題になっているトコジラミは,いまや珍しい生き物ではなくなっている.
それに近い種で,形態が良く似たネッタイトコジラミCimex hemipterusという種がいる.
写真左.
右2個体はトコジラミ.
この種は,熱帯地方に多く見られ,日本国内では南西諸島に生息するとされている.
しかし,日本におけるネッタイトコジラミの記録はほとんど存在しない.
そこで,沖縄県で捕獲されたトコジラミを調べたら,ネッタイトコジラミが含まれていた.
見分ける違いは前胸背板の形態.
これはネッタイトコジラミだが,前胸背板の側縁が広がりがない.
それに比べ,このトコジラミは,薄く広がっている.
それと,側縁の立毛がネッタイは立っているが,トコは寝ているのが特徴.
2016 .2.5
フタテンコバネゴキブリ
Lobopterella dimidiatipes
二点小羽とは良くつけたもので,形態を良く表している.
シェルターの隙間に積もっていた卵鞘.
現在はこのように野外種とは思えない仕様で飼育しているためか,シェルター内に干乾びた卵鞘がびっしり詰っている.
2016 .2.4
ネバダオオシロアリ床換え3
Cleaning of the breeding case of a Zootermopsis nevadensis 2
約2年ぶりに床換えをした.
2年も経てば材も食べられてボロボロになっていると思ったが,垂木などは芯が残っており,表面から削りながら食べているような状態.
最もよく食べられていたのはクワガタ産卵木の広葉樹.
これは中がスカスカになっていた.
ケースの底は糞の山となっており,その中に営巣していることはなかった.
新しい材を入れ終了.
しばらくはざわつくだろうが,そのうち落ち着くだろう.
残念ながら女王は発見できなかった.
2016 .2.3
ネズミ剝がし
Tear off a rat
久しぶりに再開した.
粘着シートに捕獲されるクマネズミは生後1ヶ月以内の幼獣が圧倒的に多い.
この個体もそう.
剥がして1週間ほどでこのように毛が抜けてくる.
ポリブデンの絡まった毛を指で除去しているところ.
この時期,この姿は寒そうである.
2016 .2.2
Cosmozosteria sp.
Cosmozosteria sp.
だいぶ前に関東某所にて捕獲されたゴキブリ.
当時は,何者なのか全くわからなかったが,やっと少しわかってきた.
このグループは,オーストラリアに生息する.
大型で,翅のない綺麗なグループである.
2016 .2.1
クロゴキブリの白色眼突然変異体
White-Eyed Mutant in Periplaneta fuliginosa
奈良県でE藤君が捕獲した白色眼雌成虫1個体より得られたF2.
2014年12月4日のブログで紹介したが,その孫に当たる.
約1年チョイでここまできた.
まだ,1齢幼虫なので肉眼では確認できなかったが,撮影後引き伸ばすと複眼が白っぽい.
3個体写っているが,右と上の個体は左に比べ白いことが確認できる.
これからまた白色眼を選抜して繁殖させどうなるか.
楽しみは続く.